「WHYから始めよ!」で学ぶ アップルとその他大勢との違い

TEDの動画を見てから、気になっていた『WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う』を読みました。ゴールデン・サークルという切り口で、愛されている企業とそうではない企業の違いをズバリ説明していて「実に興味深い」と思ったんです。


1.ゴールデン・サークルって何よ?


ゴールデン・サークルは、世界を変える役に立つだけではない。これを応用すれば、人にやる気を起こさせる能力も身につく。リーダーシップ、企業文化、雇用、製品開発、営業、マーケティングを飛躍的に改善することもできる。忠誠心の本質もわかるようになるし、ひとつのアイデアを社会運動へ変える推進力の起こし方もわかるようになる。


大半の組織や人間が、円の外側から内側に向かう順番で、つまりWHATからWHYの順番で考え、行動し、コミュニケーションをはかっている。もっともな話だ。いちばん明確なものから始め、いちばん不明瞭なものに向かっているのだから。私たちは、自分のWHAT(していること)は説明できる。ときにはHOW(手法)も説明できる。ところが、そうしているWHY(理由)を、説明することはめったにない。


傑出した起業は違う。傑出したリーダーも違う。かれらは、内側から外側へと向かう順に考え、行動し、コミュニケーションをはかっている。


2.なんで、アップルは他社より革新的なんだろう?


アップルがマッキントッシュを引っさげて登場したとき、複雑なコンピュータ言語ではなくグラフィカル・ユーザーインターフェースを基板にしたOSの搭載は、当時のコンピュータへの挑戦だった。そのうえ、大半のテクノロジー企業が会社相手に商売をしていた当時、アップルは自宅で座っている個人に会社と同様の力を与えたいと考えた。現状に挑戦し、個人の力を増大させたいというアップルのWHYは、かれらの発言や行動に繰り返しあらわれるパターンだ。のちに、iPodやiTunesというかたちになった。そして音楽業界の分配モデルの現状に挑戦し、個人の音楽消費に適したサービスを生み出した。


アップルのWHAT、つまり製品は、かれらの信念が具現化したものだ。かれらのWHATと、それをしているWHYのあいだに明確な相互関係があるからこそ、アップルは傑出した存在となっている。だから私たちはアップルを本物と見なす。アップルがしていることはどれをとっても、かれらのWHY、つまり「現状への挑戦」の実演である。どんな製品をつくろうが、どんな産業に参入しようが、アップルの「シンク・ディファレント」(異なる考え方をしろ)はつねに明確だ。


3.じゃあ、どうすればいいの?


3-1.WHYを明快にする


もし、ある企業のリーダーが、製品やサービスといった言葉を使わずに自社の存在意義を明確に説明できないのなら、毎日、自分がなんのために出社しているのか、従業員にわかるはずがない。もし政治家が、政治家にとって最低の存在意義である「国民に奉仕する」ために、自分がいったいなにを志しているのかを明確に説明できなければ、だれに投票すればいいのか、有権者に判断できるはずがない。


3-2.HOWを訓練する


あなたの志や理念を現実のものにするための手法がHOWであり、それはあなたの価値観でもある。私たちがものごとをおこなう手法は、ある組織や文化のシステムやプロセスにあらわれる。自分の手法を理解すること、そしてもっと重要なことに、組織を束ねる指針をもち、従業員全員がそうした指針を明確に説明できれば、組織が本来持っている力を発揮しやすくなる。自分たちのHOWを知れば、あなたと一緒に働いていれば自然に成長するパートナーや従業員を見つける能力も身につくだろう。


3-3.終始一貫したWHATを貫く


言うことすべて、することすべてに、あなたの信条が反映されていなければならない。WHYは、ただの信条である。ただ、それだけ。HOWは、その信条を理解するために起こす行動だ。そしてWHATは、そうした行動の結果である。―あなたが言うこと、することのすべてがWHATなのだ。企業の製品、サービス、マーケティング、PR、文化、雇用する人材。消費者が、企業のWHATではなくWHYを買っているのなら、そのすべてに一貫性があるべきだ。


まとめ


アップルだけでなくスターバックスやサウスウエスト航空、ライト兄弟、キング牧師などエピソードが豊富に紹介されていますので経営者の方やこれから起業を考えている方は是非一度手にとってみてください。最後に印象的だった、トーマス・エジソンの言葉を紹介します。


私は電球をつくるひとつの方法を見つけたわけじゃない。電球をつくれない1000もの方法を見つけたのだ。


僕も成功するまでチャレンジを続けます。

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